糸から手作りしたラグ「ecolorful」

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繊維廃材で糸を作り、1枚のラグを制作しました。
制作工程と背景は下記をご覧ください。

着なくなった衣服や余った糸くずなどの端切れを、“糸” にする。

繊維廃材は、家庭や産業など、あらゆる所で出ます。
不要な衣服や余り糸は、はたして本当に使えない
“ごみ”なのでしょうか?

着れなくなった服や短い糸、布の端切れは
よく見ると1つ1つが固有の“輝き”を持っています。
これらの繊維廃材をリサイクルし、再び新しい糸にすることにより
“ゴミだから汚いのではなく、ゴミだからこそ美しい”
感じてもらえるようなラグをめざしました。

集めた繊維廃材を開繊機にかけます

繊維製品のリサイクル率は20%以下と低い。

日本では年間約250万トンの繊維製品が消費され、
200万トン近くがリサイクルされるか
ゴミとして捨てられています。

そこから、中古衣料として再使用されるのは約17万トン、
工業用雑巾やぬいぐるみの詰め物などに再利用されるのが25万トン程度。
残りの約150万トンはごみになると言われています。

また、リサイクル率が50%をこえるペットボトルやトレー、缶などの
容器類に比べ、 繊維製品のリサイクル・リユース率は20%以下と低く、
体型や好み、流行の変化を大きく受けるため
不要な物とならないようにするには、難しいものがあります。

開繊機で繊維を分解して綿状にします

 

綿状にしたのち、糸紡ぎ機で製糸していきます

 

今回は偶然こんな色味の糸が出来上がりました

いよいよ織ります(こちらは洋機)

経に頑丈な綿糸、緯に繊維廃材で紡いだオリジナル糸を織り込んでいきます

 

完成!ところどころ糸がボコボコしますが、それも味になります

 

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4羽/cm
経糸…高級綿1/2
緯糸…残糸・不要な布による手紡ぎ糸

サイズ: W90×135cm
制作: 2012年10月
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